Microsoft Lists で表示されるようになったリストに自動遷移させない設定のご紹介
Microsoft Lists の機能強化に伴い、SharePoint サイトからリストを開くと自動的に Microsoft Lists に切り替わるようになりました (現時点で自動遷移されていない場合もアップデートにより徐々に自動遷移されるようになります)。
機能的に強化された Microsoft Lists ですが、SharePoint サイトを利用していてリストに移動すると急にヘッダー等が変わりナビゲーションの表示も消えてしまうこともあり、サイト管理者をされている方々は 「少々心配。」 と感じられている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
Microsoft Lists へ遷移させないための設定
SharePoint サイトや Microsoft Lists ・・・ と、Microsoft 365 にまだまだ不慣れな方が多く、いったん従来どおりの画面で利用させたい場合には、自動的に遷移させない設定も用意されています。
※ 「Microsoft Lists と SharePoint の簡単切り替え」 もあわせてご覧いただいたうえで設定するかどうか判断いただくのがおすすめです。
- [設定] メニューから [サイト情報] をクリックします。
- サイト情報のウィンドウから [すべてのサイト設定を表示] をクリックします。
- [ナビゲーションの要素] をクリックします。
- [ヘッダーとナビゲーションを表示する] にチェックを入れ [OK] ボタンをクリックします。
設定完了です。リストを開いた際に Microsoft Lists へは遷移しなくなります。
Microsoft Lists と SharePoint の簡単切り替え
新しく提供された機能はやはり使わないのはもったいない!どんどん利用して慣れていくことが望ましいとも感じます。
そのように考える方には便利な切り替え方法をご紹介します。Microsoft Lists へ遷移させない設定を行わなければ、以下の操作で双方に切り替えが可能です。
同じサイト内のその他コンテンツへ遷移しながら使いたいときは SharePoint サイトで表示、SharePoint サイトを意識せずよりわかりやすい画面で利用したい場合は Microsoft Lists で表示、といったように、その時の利用シナリオにあわせて切り替えられるよう知っておいていただくとよいと思います♪
Microsoft 365 のロードマップによると、今後もリストにはさまざまな機能追加が予定されています。共同編集ユーザーが表示されたり、ビュー切り替えがタブ表示になったり、リストからのフォーム作成など、、、早くつかってみたいですね!
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