2025年9月 M365 Copilot 大規模アップデートまとめ!
2025 年 9 月、Microsoft 365 Copilot に大規模なアップデートが行われました。
一番の変化は、これまで Microsoft 365 Copilotライセンスを持つ一部のユーザーだけが利用できていた Microsot 365 アプリ内での Copilot が、ついに非ライセンスユーザーにも開放された点です。これにより Copilot の利用を大きく加速化されそうです。また Copilot 機能の一部を非ライセンスユーザーへ開放する点だけでなく、既存の Microsoft 365 Copilot ユーザーには、カスタム エージェント利用の無料化など、更なる大幅な特典拡大が実施されました。
本記事では、このアップデートの概要と、Copilot Studio を活用する際の補足ポイントを整理して解説します。
アップデートの概要
まずは、アップデートの概要からご紹介。公式サイトのリリースノートも合わせて確認されたい方は、Microsoft 365 Copilot のリリース ノート | Microsoft Learn をご確認ください。
| ~2025/08 | 2025/09~ | |
|---|---|---|
| Microsoft 365 アプリ内 Copilot Chat |
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| Copilot Studio で作成したカスタムエージェントの利用 |
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| Microsoft 365 Copilot ライセンスユーザー向けの注目アップデート |
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*1 「フル機能」 とは、Microsoft 365 Copilot ライセンスユーザーに提供される Copilot の全機能を指します。
*2 今回のアップデートで Copilot Chat の一部機能が利用可能になりました (詳細は第 2 章で解説します)。
非 Microsoft 365 Copilot ユーザーへの開放
今回のアップデートで最も大きな変化の一つは、これまで Microsoft 365 Copilot ライセンスを持たないユーザーには利用できなかった Copilot Chat が、非 Microsoft 365 Copilot ライセンスユーザーへ部分的に開放された点といえるでしょう。
これにより、Word/Excel/PowerPoint/OneNote/Outlook といった Microsoft 365 アプリ内で、非ライセンスユーザーも Copilot Chat を利用できるようになりました✨✨
非 Microsoft 365 Copilot ライセンスユーザー でできること
- 開いているドキュメントやメールなどのカレント コンテンツをもとにしたチャット支援
- 一時的なファイルアップロードによる要約や質問対応
- 一般知識に基づいた回答
非 Microsoft 365 Copilot ライセンスユーザー ではできないこと
- 組織全体のデータ (SharePoint, Teams, OneDrive など) に基づいた検索・分析
- セマンティック インデックスを利用した組織内ナレッジ検索
このアップデートは Microsoft 365 を利用する組織に大変大きなインパクトを持つアップデートといえますね♪
なお、Microsoft 365 Copilot ライセンスユーザーと非ライセンスユーザーの機能差や非ライセンスユーザーへの機能提供に関する詳細な案内は Microsoft 365 Copilot Chatの概要 | Microsoft Learn に記載されています。
以下、非ライセンスユーザーへの機能提供に関する案内 (抜粋)
Microsoft 365 Copilot ライセンスユーザーの特典拡大
次は、Microsoft 365 Copilot ライセンスユーザー向けへの大きな特典拡大について記載します。
やっぱり超目玉はこちら!!
2025/09 から Copilot Studio で作成するフル機能のカスタム エージェントの対話型利用が無料に~👏👏
一部、下図に自律型トリガーと記載されている列がありますが、こちらは 「SharePoint にアイテムを追加したとき」 や 「定期的に実行」 など、ユーザーとの対話をきっかけとしない自律型トリガーをきっかけにエージェントの機能が動作するときに Copilot Credit (旧:メッセージ) が消費されることを示しています。
請求レートと管理 – Microsoft Copilot Studio | Microsoft Learn
[補足] Copilot Studio には + Microsoft 365 Copilot ✨
2025/09 からのアップデート情報とは関連しませんが、Copilot Studio を利用してカスタム エージェントを構築されている方には、Copilot Studio のメッセージパック版契約や従量課金設定だけでなく Microsoft 365 Copilot ライセンスをあわせて保有することが機能向上となりおすすめです。
セマンティック検索が可能に
組織内に少なくとも Microsoft 365 Copilot ライセンスを 1 つ追加することで、組織内のデータはセマンティックインデックスが作成されるようになるため、Copilot Studio で作成するカスタムエージェントもセマンティック検索が利用可能になります。
セマンティック検索とは単なるキーワード検索ではなく、質問の意味や文脈などを理解して関連するデータを探してくれる仕組みのことです。
サポートされるファイルサイズ大幅上昇 (7MB ⇒ 200MB)
Copilot Studio のみの場合、ナレッジソースとして利用可能なファイルサイズは 7MB までとなり、大きな PDF や Office ファイルはサポートされず分割する必要がありますが、Microsoft 365 Copilot ライセンスがあるとサポートされるファイルサイズが 7MB から 200MB へ大幅上昇します。
そのため、エージェントのためにナレッジを整理することなく、業務データをそのままエージェントのナレッジに活用していきやすくなります。
Copilot Studio はこんな場合に必要
2025 年 9 月のライセンスモデルの見直しで Microsoft 365 Copilot ライセンスを保有するだけで カスタム エージェントも作成&利用が可能になることになったので、Copilot Studio のメッセージパック版契約や従量課金設定は不要なのでは?と考えてしまう方もいらっしゃるかもしれないので補足しておきます。
- 自律トリガーは引き続き Microsoft 365 Copilot ライセンスユーザーがエージェントを作成したとしても Copilot Credit (旧、メッセージ) を消費
- Microsoft 365 Copilot ライセンスは Microsoft 365 サービス内での利用の場合に限り Copilot Credit の消費が無料化されるため、外部チャネルへの公開するエージェントでは Copilot Credit が発生
- 組織内の非 Microsoft 365 Copilot ライセンスユーザーがカスタムエージェントを利用する場合、Copilot Credit が必要
まとめ
2025 年 9 月のアップデートは、Microsoft 365 Copilot の利用シーンを大きく広げ、ライセンスの有無に関わらず多くのユーザーが Copilot の価値を体験できるようになりました。
もちろん Microsoft 365 Copilot ライセンスユーザーに対しても、カスタム エージェントの無料化などのライセンスモデルの変更や検索精度の向上など、生産性をさらに高める改善が加えられています。
今後も継続して進化する Copilot の最新情報をキャッチしながら、日々の業務にどんどん活かしていきたいですね🚀 ✨
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