Power Apps & Power Automate 実践ラボ – 承認プロセス設計編

コースID: CI722-H

コース概要

Power Apps および Power Automate は Microsoft 365 環境で業務改善やデジタル化、DX 推進のために利用されるローコード ツールです。Power Apps は自由度の高い業務アプリを簡単に作成できることが特長であり、Power Automate はさまざまなアプリケーション間のデータ連携や業務プロセスの自動化を実現します。これらを組み合わせて活用することで、業務効率の大幅な向上が可能になります。

本コースは Power Apps キャンバス アプリ作成の基礎を習得された方を対象に、実際の業務アプリ構築でよく直面する課題や疑問を解決するためのコースです。Power Apps や Power Automate の基本を理解していても、IT 技術者ではない方が一からアプリを作ろうとすると、設計方法や設定の組み合わせ方に迷うケースは少なくありません。

本コースでは 「承認プロセス設計」 をテーマとして取り上げ、実践ラボ形式で承認プロセスを設計・構築し、設定のポイント、実践的なフロー作成方法をより深く理解していただけます。また、実践ラボで作成した承認アプリおよびフローを持ち帰り、実際の業務でのテンプレートやベースとしてすぐに活用いただけます。

※ ​「CI618-H Power Automate クラウド フロー 実践」や 「CI613-H Power Apps による Microsoft 365 活用」受講相当が前提スキルです。
※ 実践ラボシリーズのコースは、基礎的な解説は含まれません。
     詳細な手順書はなくテーマに沿って実践的な構築作業や考察作業を講師とともに行います。前提知識をご確認の上、お申込みください。
    業務管理をテーマにした関連コースもあります。

コース種別 集合研修 (実践ラボ)
対象

対象製品:SharePoint Online、Microsoft 365 で利用できる Power Apps、Power Automate
対象者 : ローコードでの社内アプリ作成についてより実践的なスキル習得を必要とする方

日数 1日 (10 - 17 時)
前提条件
一般開催
ご受講料

¥110,000 (税抜 ¥100,000)

コーススケジュール

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コース内容

1. 承認プロセス設計のポイント

申請内容や承認ルート、通知方法、条件分岐の設定などを明確に定義し、それをシステム上で適切に反映させる必要があります。本章では、業務シナリオに応じた承認プロセスの設計において押さえておくべき考え方や、運用を見据えた具体的な設計ポイントを整理します。

  • 承認プロセス設計の基本概念とポイント
  • Power Apps・Power Automateによる承認プロセスの実現方法

2. ラボ題材の選定&全体設計

ラボで作成する題材を確認し、その中から具体的な題材を選定した上で全体設計を行います。
題材は開催により「経費申請」「見積申請」「稟議」等から選択します。実施回によりラボ内容は異なります。

  • 業務要件とプロセスの整理
  • 承認プロセスに必要な設定項目の定義
  • プロセス設計

3. ラボ: データソースの用意

Microsoft 365 環境において主に利用される SharePoint リストをデータソースとして準備します。必要なデータ構造を定義し、適切な列構造を作成します。

  • 列構造の定義、承認ステータスや履歴データの管理設計
  • リストの作成

4. ラボ: Power Apps での申請アプリ実装

選定した題材をもとに、申請用のアプリを構築します。ロジックの実装部分に集中して効率的に確認いただけるよう、デザインのベースはテンプレートとして用意します。

5. ラボ: 承認プロセスの実装

承認プロセスを Power Automate、および Power Apps を組み合わせて実装します。

  • Power Automate 承認アクションを利用するケース
  • Power Apps で承認画面を構築するケース

6.展開作業に必要なポイント整理

作成したアプリを本番環境に展開する際に必要となる重要ポイントやベストプラクティスを整理します。安定的にアプリを運用するために必要な事項を確認します。

※ コース内容やラボ内容は予告なしに変更される可能性がございます。

備考

Microsoft 365 環境を前提に Power Apps、Power Automate を組み合わせたアプリ作成を検討する際に、それぞれの基礎を理解されていたとしても、どのようにそれぞれをつなげるべきか、どの機能を利用して設定すべきかなかなかわからないという声から生まれた実践ラボです。基礎を理解されており、カリキュラムに沿って解説が進むコースへの参加は躊躇される方や、コースの受講後に実践的な構築を体験したいという方におすすめです。直近で講師が実案件で対応した経験をもとに実践的な題材をラボの課題として用意します。

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